プ ロ グ ラ ム

・モーツァルト:オペラ「魔笛」より 私は鳥刺し

・マーラー:「子供の不思議な角笛」歌曲集より

       魚に説教するパドヴァのアントニウス

スペインのカロルより とりのうた
・トラディショナル アメイジング・グレイス
・ドヴォルザーク:わが母の教え給いし歌
・クリスマスの讃美歌
・他
[メッセージ]:藤村和義牧師

 

バリトン・ 青戸 知(あおと さとる)

たぐい稀なる美声で、日本で最高のオペラ歌手―バリトン・カンターテーといつも紹介されている。

 幼少時代から教会の聖歌隊で歌い、’85年学生音楽コンクール全国大会で優勝、東京芸術大学卒業、同大学院修了。安宅賞、松田トシ賞受賞。皇居内桃華楽堂にて代表御前演奏。文化庁オペラ研修所修了。文化庁派遣芸術家在外研修員としてイタリアへ留学。ジロー・オペラ賞新人賞を受賞。ベートーヴェン「第9」は、数多くのオーゲストラに招かれ演奏し、他に比肩するものがと絶賛されている。また、演奏活動の傍ら。「ゲスタフ・マーラーの音楽にかけるやわらかいリズム」とテーマ-に論文を作成し、聖徳大学において博士号を取得。聖徳音楽文化学科講師。日本声楽アカデミー会員。二期会会員。日本キリスト教団青山教会会員。


ソプラノ 一小路千花(いちこうじ ちか)


 東京芸術大学卒業。二期会マスタークラス在籍中に優秀賞受賞。イタリアに渡りミラノにて研鑽を積み、故アントニオ・ベルトラミ氏、ベルガモのスクオーラディカント(デュプロマ終了)にて、ラウラ・ロンディ女史に師事。「こうもり」「コシ・ファン・トウッラ」「カルメン」フォーレのレクレエム、モーツァルトの戴冠ミサなどに出演。磨かれた伸びのある美声と劇的に緊張を失わない的確なテクニックを兼ね備えた本格的なソプラノ・リリコ。二期会会員。日本キリスト教団青山教会会員。(青戸夫人)

 

 


ビアノ中川 賢一(なかがわ けんいち)

 桐朋学園大学音楽学部でピアノを専攻し、同時に指揮も学ぶ。卒業後渡欧し、ベルギーのアントワープ音楽院ピアノ科最高課程、特別課程をそれぞれ優秀、首席の成績を収め修了。在学中にフォルテピアノ、チェンバロも習得。1997年オランダのガウデアムス国際現代音楽コンクール第3位。ヨーロッパ各地南北アメリカ、アジア等、国内外の音楽祭、演奏会に多く出演。1998年帰国後はソロ、室内楽奏者、指揮者として活動。新作初演も多い。数々の音楽祭やNHK−FM「名曲リサイタル」「現代の音楽」などに出演し、様々なオーケストラとも協演。現代音楽アンサンブル、アンサンブル・ノマドのピアニスト・指揮者として活動する。また東京フィル「こども音楽館」の太い眉毛と鼻ひげの《ドクトル中川》そして「ピアノの魔術師」として知られている。お茶の水女子大学、桐朋学園大学非常勤講師。

 


 今春の渋谷チャーチコンサートは再び、私たちの親しいバリトン・青戸知、ソプラノ・一小路千花夫妻を一年ぶりにお迎えします。この春、NHKテレビ「名曲アルバム」で青戸知さんの歌うドヴォルザーク「母の教えたまいし歌」はすばらしく輝いていました。一小路千花さんは主婦、子育て、教会学校教師と奮闘中ですが、そのう歌声は変わらず定評のあるところです。そして、"ピアノの魔術師”また"超ピアニスト”と今評判の中川賢一さんが共演してくださいます。クリスマス―キリストの降誕―を待ち望むこの時、心暖まる音楽にひたっていただきたくご案内いたします。


●恵まれない子供達へチャリティー募金があります。